スポーツトレーナーの活動をしている中でハムストリングの肉離れが多く
コンディショニングの重要性を再確認されます。
●肉離れとは
筋肉が収縮すると同時に引き伸ばされる時に受傷しやすいです。
!受傷機転! 例)ハムストリングス
急なダッシュやジャンプ時にハムストリングは収縮(膝を曲げる収縮)するのに、
膝が伸ばされる事で受傷します。
●ハムストリングスとは
・大腿二頭筋長頭
・大腿二頭筋短頭
・半腱様筋
・半膜様筋
4つの筋から構成されます
引用:プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論第二版
●肉離れになりやすい要素
・柔軟性の低下
→伸張される力に対して収縮の方が強い状態にあり、筋肉が伸びにくいと受傷しやすい
・遠心性収縮(伸張性収縮)の出力低下
●起こりやすい部位
・ハムストリングス肉離れの過半数は大腿二頭筋長頭で頻発する
・特に高速度で瞬発的な動きを伴う競技に起こりやすい
・起始部付近(坐骨に近い部位)で多い
引用:プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論第二版
●起始部を狙ったストレッチ
大腿二頭筋長頭は坐骨結節からついているので、
ポイントは骨盤を前傾(起こす)させて
伸張させることです。
よくあるのは、前屈をする時に
手を一生懸命伸ばすことで背中が丸くなってしまいます。
そうすると、腿の裏より背中が伸びるかもしれませんね。
しかし、両足を伸ばした座り方ではなかなか骨盤を起こしにくいかもしれません。
そういう場合は、
・膝を曲げる
・タオルやベルトを使う
・片足ずつ行う
・寝て行う
・立って行う
など、やりやすい方法で試してみてください!
肉離れからハムストリングスのストレッチについてお話しましたが
ストレッチだけでは完全に予防はできません。
曲げる力を入れながら、膝を伸ばしていく、特異的なトレーニングも必要です!
私もハムストリングスが硬いので頑張ります!
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